2023.06.01 コラム 断熱材の役割って何?① 家を建てるとき、間取りやデザインなど”見た目”を重視される方も多いですが、長く快適に安心して暮らすためには基礎や構造材・工法などの”見えない部分”が大事です。中でも断熱材の良し悪しは暮らしの快適さを大きく左右します。例えば「暑いなぁ」と感じるのは、貴方がいる場所に熱が伝わってくることにより感じているのです。断熱材とは、熱を伝えにくくするための材料の事で、夏の暑さ・冬の寒さを軽減する為に施されています。目に見えない”空気”が断熱効果が高いと言われてもピンとこないですよね。素材によって断熱効果に違いがあり、軽い物質ほど断熱効果を強く発揮します。例えば鉄と木の場合、重たい鉄のほうが熱が伝わりやすいですよね。木よりも軽い発泡スチロールは更に熱が伝わりにくくなります。発泡スチロールは空気を多く含んでいるから軽くて断熱効果が高いのです。そこからもお分かりいただけるように、空気は最も軽く、熱を伝えにくいのです。断熱に「空気」を利用したものは、私たちの身近にもたくさんあります。セーターやダウンジャケット・羽毛布団・プチプチなど。最近の窓で主流のペアガラスも空気の層を作る事で断熱効果を高めています。 PDFを開く